発売が延期されていたYAMAHAの完全コードレス イヤホンTW-E5Aがやっと発売されました。日本が世界に誇る楽器メーカーのイヤホン。とても気になっていました。
YAMAHAといえばオーディオ系の商品で様々な名機がありますが、私的にはスタジオスピーカーの定番として世界に認知されるNS-10Mが印象的にです。私も慣れ親しんだ音なので、ヤマハというメーカーには特別な思い入れがあります。
発売日が発表されてからすぐに予約、発売当日に手にすることが出来、数日間使ってみたのでレビューをさせていただきます。
開封〜全体像

カラーバリエーションはブラック、ホワイト、スモーキーブルー、スモーキーピンクの4種類が用意されており、私はホワイトを購入しました。密閉ダイナミック型、完全ワイヤレスです。
重要な再生周波数帯域ですが、20Hz〜20kHz。完全ワイヤレスとしては申し分ないと思います。人間が聴き取れる帯域はほぼカバーできていますね。ちなみに音を聴いてみて、私のファーストインプレッションは「ヤマハらしい癖のないサウンド」といった感じです。
充電ケース

非常にシンプルでおしゃれな充電ケース。センターのロゴは世界のYAMAHAマークです。サイズは素人採寸で縦37mm、横76mm、高さ37mm。コンパクトで持ち運びにも邪魔にならないサイズ感です。
私が失敗したこと(大したことではないのですが)

開封して本体を取り出した時の状態です。分かりにくいのですが、この状態で本体の保護用ラバーが装着されています。さらに付属でラバーが2セット入っているのですが、はじめから装着されていることに気づかず、間違えて上から被せてしまいました。当然、充電ケースに収まらず初めは焦ってしまいました。。。
充電性能

充電はUSBケーブル。ワイヤレス充電には対応していないようです。充電自体は2時間でフル充電完了、この状態でイヤホン本体を3回フル充電できます。イヤホンフル充電時の再生可能時間は最大6.5時間で、これを3回繰り返せるということですね。つまり6.5時間+6.5時間×3回=26時間の再生が可能ということになります。
アンビエントサウンド&リスニングケア

サウンドのほうの特筆すべき内容は「アンビエントサウンド」と「リスニングケア」機能だと思います。
まず、アンビエントサウンドについて。イヤホンをしていると周囲の音が遮断されてしまいますよね。特に密閉型のイヤホンだと尚更だと思います。当然、サウンドを聴くという面では遮断されるのは良いことだと思いますが、例えばジョギングをしている時、周囲の音が全く聞こえないと危険ですよね。これを解決してくれるのがアンビエントサウンド機能です。
写真センター部分、本体に小さな穴があいているのがわかると思います。おそらくここにマイクが内蔵されており、周囲の音を取り込み、サウンドと一緒に耳へ届けてくれます。一般的なノイズキャンセラーと真逆の機能と言えますよね(ちなみにノイズキャンセル機能はついていません)。実際にアンビエントサウンドをONにして外へ出かけてみました。明らかに機能が働いていることが実感できます。大きめに音楽を聴いていても車や風や人の声を感じ取ることができました。
次に「リスニングケア」機能。人間の聴覚特性上、聴いているサウンドが小さくなるにつれて高域、低域が聴こえにくくなるという事象を補正してくれます。要は音が小さくなっても高域、低域が聴こえやすく調整してくれるということです。こちらは独自の技術を採用しているらしいので理論的に正解はわからないのですが、聴いた感じだとボリュームを下げるにつれEQで中域も下げ、Limitterのスレッショルドも下げている(音圧は上がる)ような印象を受けました。

スマホのアプリで上記2つの機能のオンオフを管理できます。通常、音楽を楽しむ時にはアンビエントサウンドはオフにしておき、必要に応じてオン。リスニングケアは常にオンでいいと思います。
アプリ内には説明書なども含まれているので、出先でも機能確認ができます。今回は説明を省きましたが、SiriやGoogle Assistantといったボイスアシスタント機能にも対応しているので「音楽をかけて」「曲名を教えて」「明日の天気を教えて」などの要望に答えてくれます。もちろんハンズフリー通話にも対応しています。
まとめ
細かな仕様は様々なのですが、やはり目玉は「アンビエントサウンド」「リスニングケア」といったところでしょうか。両方とも使い勝手の良い機能なので積極的に使用することになると思います。
総じて、TW-E5Aは癖なく余計な煩わしさも感じないYAMAHAらしい素晴らしいイヤホンだと感じました。しばらくは私のメイン使用イヤホンになること決定です。
Comment - コメント -