ニトリのスキレットを使って自宅でスモーク(薫製)を作ってみた

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アウトドア

 ニトリのスキレットは一時期あまりの人気で品薄になっていましたが、最近ではどこの店舗にも大体あるようですね。「ニトスキ」という愛称で呼ばれる人気商品。現在は19cm(8インチ)と15cm(6インチ)のものが販売されています。お値段は749円と499円、他メーカーに比べてかなりのコストパフォーマンスです。
 今回は大きい方を購入してみました。スキレットはいろいろな使用用途がありますが、私的に大きな目的は2つ。一つ目はアヒージョを作る。二つ目はスモーク(薫製)を作る。特に2つめについてなのですが、いままではアウトドアで使うメスティンやシェラカップにチップを敷き詰めてスモークしていたのですが、構造的に金属の厚みが薄く、スモークチップを燻すという空焚きに近いことをやるのが少し心配だったんです。しかし、スキレットだったら底が分厚いし、材質的にも問題ないんですよね。
 ということで、今回はNITORI スキレット鍋 19cm(8インチ)のレビューと、それを使ってスモーク(薫製)を作った手順を紹介させていただきます。

スキレットの全体像

 見た目は一般的なスキレットですが、値段から考えるとかなりしっかりした商品だと思います。左右に切り込みが入っているので、右利きの人でも左利きの人でも使いやすいと思います。基本的にはガス火、オーブンに対応と記されており、IHについては「IH調理器のご使用についてはIH調理器の取扱説明書をご確認ください」となっております。なんだか微妙なので自宅がIHキッチンのかたは判断しにくいですよね。ちなみに我が家はIHキッチンです。

取扱方法

 説明書にはいろいろ書いてありますが、要するにほうろう加工がされていない鉄鋳物なので、使用前にはシーズニングをして手入れもやってくださいということですね。ちなみに私はこの手の鉄鋳物をいくつも持っています。まずシーズニングはさほど難しくなく、また手入れは洗ったらすぐに火にかけ水気を飛ばし自然クールダウン、ということを守っていれば錆びついたことはありません。仮に錆びても説明書に書いてある通り対処はできるので、あまり構える必要はないと思います。

シーズニングとIH対応について

  シーズニングのやりかたについては色々な方法がありますが、基本的のは説明書に沿ってやれば問題ないと思います。私の場合は洗剤で洗った後、一度水を入れて沸騰させるという工程を入れるようにしています。そして、気になるIHに対応しているかどうかですが、我が家の場合はなんの問題もなく使え、写真の通り水がしっかりと沸騰しています。

スモーク開始

 ということで無事シーズニングを済ませたので、自宅でスモークを作ってみたいと思います。本日の具材はナッツ、チーズ、ウインナー、笹かまぼこです。すべてコンビニで手に入る具材ですね。

フタを作成

 まずはフタを作成します。スキレットの裏側にアルミホイールをあてて型取りします。一応、強度を考えて私は4重にしました。

 裏返してはずします。縁の部分を整えて完成。同じスキレットを二つ入手し、一つをフタとして使えばこの工程は省けます。ただ、私のようにアウトドアでも使うことを考えると、二つ持ち運ぶのは重いので、汎用性の高いアルミホイールでやってみました。

スモークチップ投入

 後々スキレットを洗いやすくしたいので、あらかじめスキレットにアルミホイールを敷いてからスモークチップを敷き詰めます。ちなみにチップはダイソーで100円で購入しました。

 私の場合は敷き詰めたチップの上にザラメを薄ら敷き詰めます。ほんのり甘い香りがするのと、スモークが終わった時にチップが1つに固まってくれるので後処理がしやすくなります。
 具材をのせる前に、この状態から煙が出るまで強火で熱します。

具材投入

 ほんのり煙が出てきたら、スキレットの上に網を乗せ、その上に具材を乗せませす。あらかじめ網の上に具材を並べておいた方が効率は良いと思います。直径19cmの上にいっぱいのせてこんな感じになりました。チーズ3ピース、ウインナー1袋分全部、ナッツ1袋分全部、笹かまぼこは1ピース。
 なお、チーズは必ずアルミホイールを敷くか、もとから付いている銀紙を底面に残すようにしてください。これをやらないと網からチップへチーズがとろけ落ちてしまう可能性が極めて高くなってしまいます。

フタをする

 手早く具材を並べたら先ほど作ったフタをします。念のため、重石がわりにシェラカップを乗せました。フタが潰れない程度の重さのもので、熱にある程度耐えられる物だったらなんでもいいの思います。もしくはアルミホイールをさらに上からかけて、端を網に固定してしまうのもありだと思います。
 火は弱火に下げてください。とにかく煙が出続けてくれればOK。あまり火力を上げると、チーズが溶けてドロドロになってしまいます。

完成

 15分ほどスモークして完成。好みに応じて時間は調整していただければと思います。ウインナーにもしっかり火は通っています。

 また、燻製専用のスモーカーについてはこちらの記事で紹介させていただいているので、よろしければご参照ください。

使用開始から1年後の状態

 使用開始から約1年、自宅でもアウトドア(キャンプ)でもかなりの頻度で使用しました。最低限度の手入れをしていれば全く問題なく使用し続けられることがわかりました。1年も経つと愛着も湧いてきております。

まとめ

 とにかくお手頃で性能的にも全く問題ないスキレットだと思いました。大人気になるのも当然ですね。このスキレットが一つあればスモークだけでなく色々な料理が楽しめると思います。持ち運びには少々重いですが、私のようにアウトドアで使用する目的にもよいと思いますよ。

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